2011年03月24日
地震保険の備え
地震保険の問い合わせが急増していますので、改めて整理したいと思います。
すでに地震保険に関しては、下記ブログで説明しました。
地震保険は必須?
地震で車両保険は?
皆様より多くのアクセスをいただきましたが、地震保険のもっと基本的なことを
しりたいというお話もありましたので、下記にまとめました。
①地震保険とは?
地震保険は地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没または流失による
損害を補償する地震災害専用の保険です。
②地震保険はどのような物件に加入できるか?
物件は2つに分かれます。
住宅物件‥‥人が生活している住居
一般物件‥‥店舗や事務所などの事業用の物件
地震保険に加入できるのは、住宅物件だけです。
住宅の建物と家財の両方加入できますし、どちらかでも加入できます。
店舗併用住宅(1階が店舗、2階が住居など)は住居部分のみ地震保険はつけられます。
③地震保険は単独で加入できるか?
地震保険は火災保険に付帯しますので、地震保険単独では引受しません。
④地震保険の限度額はいくらか?
建物‥‥火災保険金額の30%~50%の範囲内で限度額は5000万円です。
例えば、建物4000万円の保険には1200万円~2000万円まで加入できます。
家財‥‥火災保険金額の30%~50%の範囲内で限度額は1000万円です。
⑤地震保険は中途で加入できるか?
中途で加入できます。
⑥保険料の所得控除はありますか?
平成19年1月より、地震保険料控除が創設されました。これにより、所得税(国税)が最高5万円、
住民税(地方税)が最高2万5千円を総所得金額等から控除できるようになりました。
以上、おわかりになりましたでしょうか。
東京・神奈川県・静岡県・愛知県にお住まいの方の地震保険料率は最も高く3.13(木造の場合)です。
つまり、1000万円あたり、年間保険料31,300円となります。
私は全国一率の保険料率にして、年間保険料が10,000円になるように訴えています。
地震保険の加入率は全国平均25%といわれています。
まだまだ、多くの方が地震保険に加入されていません。
これを機に火災保険加入代理店にご相談されたらいかがでしょうか。
Posted by nenji at 22:57│Comments(0)
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